NYタイムズ記事 ブレア・ウォルドーフとの一夜

June 19, 2009
Gossip Girl

071211_12-11-newspaper.jpgNEW YORK TIMES
A Night Out with Blair Waldorf

ブレア・ウォルドーフとの一夜のデート

社交界デビューというのは大変な仕事だ。3つの重要な要素、エスコート、ドレス、そして身上書、自らの人となりを正確に披露するには、それぞれが完ぺきでなくてはならないのだ。幸い、ブレア・ウォルドーフは心配ない。3つの要素を持ち、かつ、全て非の打ちどころがないのだから。

ブレア・ウォルドーフは17歳になったばかりだが、年齢よりもはるかに落着きと教養を兼ね備えた女性である。アッパー・イースト・サイド在住のウォルドーフさんは、名門コンスタンス・ビラード学園に在籍。学内でも大変優秀で、学生自治会、卒業アルバム委員会、フランス語クラブ、ユース対ガン団体、生徒会、馬術部で活躍。そのほかにも様々なイベント委員会で積極的に活動している。今週の土曜日に開催される2007年度ニューヨーク・デビュタント舞踏会において、ウォルドーフさんとニューヨーク市在住の同窓生は、正式に社交会デビューを果たす。"ブレアは目に入れても痛くないほどかわいいまな娘"と話すのは、著名なファッション・デザイナーの母、エレノア・ウォルドーフ氏。緊急事態発生とのことで、残念ながらパリのアトリエへの電話によるインタビューとなったが、"娘が成し遂げてきたこと、これから行うことすべてにかける情熱を誇りに思っているわ。とても立派だし、そんな娘の母であることが、何より私の誇りなの"と語ってくれた。
 
ウォルドーフさんのエスコートは、ボーイフレンドだった長年の友人、ネイト・アーチボルド。ハワード・アーチボルド夫妻の一人息子で、名門セント・ジュード学園に在籍、ラクロス部のキャプテンを務めている。"ブレアと僕はオムツをしていたころからの知り合いなので、今日は彼女をエスコートできてとても光栄です。ブレアは本当にすばらしい女の子なんです"と、この日の喜びを実感していた。長年交際をしていたという2人だが、最近になり友好的に離別したという。ブレアは"長いつきあいの中で私たちが一緒に出席するのは自然なこと。彼は完ぺきな紳士で申し分ありません"と2人の良好な関係を語ってくれた。

ウォルドーフさんはネイトと共に、リムジンで会場のパレス・ホテルに到着した。彼女がまとっているドレスはオートクチュール。"デビュタント舞踏会にどんなドレスを着て行くかは、ずっと・・・そう、かなり前から考えていたんです。自分のイメージを伝え・・・ほら、このとおり。きれいで、エレガントで、完ぺきなものができあがりました"とうれしそう。アーチボルド氏のエスコートでリムジンを降りたウォルドーフさんは、友人で、本日一緒にデビューする、ケイティ・ファーカスとイザベル・コーツに出迎えられた。"とてもきれいよ"と、2人の声はユニゾンに。"すばらしいドレスね"とファーカスさん。"ヘアスタイルもすてき"とコーツさん。"ネイトも、なかなかカッコいいよ"とファーカスさんがクスクス笑い、4人は楽しそうに会場のパレス・ホテルに入っていった。

パレス・ホテルの宴会場は、中世の舞踏会をほうふつとさせるほど、見事に装飾されていた。デザイナーズ・ドレスをまとったデビュタントたちは整列し、いよいよ名前が発表される瞬間が来た。女性司会者に名前を呼ばれた女子は前へ出て、紹介文を読み上げてもらう。ウォルドーフさんの紹介文を読み上げる司会者の表情はほころんでいた。"将来の抱負は、2013年度のイェール卒となり、夏はサウスハンプトンで過ごし、フランス語をマスターし、子供のためのチャリティ活動に時間を捧げること"。拍手が沸き起こる中、アーチボルド氏と優雅に歩くその姿に、皆の視線はくぎ付けだった。れっきとした社交界の一員となったウォルドーフさん。間違いなく今回のデビュタントの中で最も品位にあふれ、輝いていた。

ダンスフロアに踊り出たウォルドーフさんは、デビュタント舞踏会のダンスレッスンで覚えたステップで軽やかに舞っていた。ダンスの腕前もプロ並み。親友のセリーナ・ヴァンダーウッドセンさんにブレアの印象を尋ねてみた。"彼女は洗練されていて、都会的な子。いつも自分の力を150%出す努力家でもあります。あの熱意と完ぺきさはうらやましいほどです"。ダンスフロアでささいなトラブルがあったようで、巻き込まれたウォルドーフさんの見事なドレスが少し破れてしまったが、そんな事態に見舞われても落ち込んだりはしない。"私は困難な状況にこそ強さを発揮する女性になりたいんです。人生設計の中で、ドレスの裂け目なんて本当に取るに足らないこと"と、毅然としていた。

夜が更け始めたころ、ウォルドーフさんとアーチボルド氏の姿を見失ってしまった。最後に見たのはパレス・ホテルの階段で楽しそうに話す2人。彼女の顔からは笑みがこぼれ、この世で最も幸福そうに見えた。アーチボルド氏がほおにキスをすると、顔を赤く染めていた。この元カップルがもとのさやへ収まるのはそう遠くない日のような気がする。周囲もそれを期待しているようだった。"ブレアとネイトはロミオとジュリエットですから"とコーツさんが言うと、ファーカスさんが"ダメよ!ロミオとジュリエットは死んじゃったでしょ!"と声を張り上げて制し、次のように訂正してくれた。"あの2人を例えるなら、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー。私たちの年代を代表するカップルなんです"。ウォルドーフさんとアーチボルド氏がどこのカップルに似ていようとも、2人はお互いの存在を大切にしているようだ。ウォルドーフさんの舞踏会の夜は、おとぎ話さながらのハッピー・エンドで幕を閉じた。彼女にふさわしいエンディングであったとつけ加えておこう。

文・ジョン・メイブリー(ニューヨーク)
New York Times

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